ラジオ日本小田原放送局(中継局)の送信所 - 2016.02.15 Mon
神奈川県を放送受信地域として免許を与えられた県域放送局であるものの、
東京都はじめ関東一円にも電波が届いてリスナーを増やしたい思惑もあったのか、
東京都が目の前に見えるギリギリ神奈川県の川崎市側多摩川河川敷に親局送信所を
置きました。ところが小田原市はじめ神奈川県の西側・西湘地域で電波の入りが
悪くなったので、親局とは別に小田原市内に中継局を置きました。
親局が1422kHz出力50kWで小田原局は1485kHz出力100Wです。
毎週金曜日のお昼12時30分から午後3時までは、
小田原放送局独自にローカル番組を放送します。
原則「YUKKYのラジカルランド」で、毎月第3金曜日は、
鴨宮のダイナシティから「ダイナレディオ!!1485」を公開で生放送します。
ラジオ日本はラジオ受信の他にradikoを通じてインターネットで聴けますが、
小田原放送局の番組はradikoで聴けず、ラジオを持って受信エリアまで行くしか
ないです(東京・横浜からは相模川の西側辺りから入るのではないでしょう
か?静岡・熱海からはどの辺から入るのか判りません)。
金曜日昼12時30分~午後3時にradikoをラジオ日本にすると、
親局1422kHzの番組「マット安川のずばり勝負」が流れます。
小田原放送局の独自番組は小田原周辺でラジオでしか聴けない、
秘密放送みたいな感じがして、私としては心惹かれます。

小田急線の小田原の3つ手前の富水駅で降りて、
東方向に歩くと約15分程度で酒匂川を渡る橋に差し掛かりました。

南側・海側です。

山のほうを見ると酒匂川の対岸でアンテナが立ってます。

ズーム

酒匂川を渡って川に沿って北に向かってを歩きます。
この辺からは綺麗な富士山と丹沢の山々が見えます。

橋を渡って10分程度歩くと送信アンテナに近付きました。
合わせて富水駅から徒歩だいたい30分程度でしょうか。
軽自動車を停めて足を窓の外に投げ出して寝てるのがいます。

アンテナにズーム。
五角形の右側で鳥が休んでるの判ります?
電波を飛ばすアンテナで羽を休んでも平気なの?

反対側(東方向)に降りました。
ラジオ日本小田原放送局の送信アンテナです。

有刺鉄線で立ち入りできない様になってます。
日本テレビが大株主のラジオ局なのでテディベアが貼られてはがされてます。
ここには写ってませんが、さびてボロボロの郵便ポストがありました。
送信アンテナに郵便物を送るのはいないでしょう。無人化してるみたいですし。

銘板です。
「JORL」←コールサイン。電波にはそれぞれこんな感じで名前が付けられます。
ちなみに親局は「JORF」です。
親局と中継局が同じコールサインの場合は同一放送しかできなくて、
親局と中継局でコールサインが違う場合は中継局で独自放送ができるそうです。

更に東の方角に進み、神奈川県道711号線まで出て振り返って撮影。
県道沿いは工場が建ってますが、県道から離れると田園風景が広がります。
訪れたのが昨秋なので、稲刈り後の稲藁を干してました。

ズーム

更にズーム
受信状況ですが、送信所に近いので電波が強いですが、
工場が立ち並んでるので工場に近付くと、
電波が弱くなったりノイズが入ったりして、
送信所のそばだからといって安定して滅茶苦茶電波が
強い訳ではなく環境によって変わることを痛感しました。
おまけ

ラジオ日本小田原送信所の最寄り駅小田急富水駅です。
新松田~小田原の間にある小駅です。ここから3つ目で小田原です。
各駅停車と6両急行(通称赤丸急行[本厚木~小田原を各駅に停車])が停車しま
すが、特急ロマンスカーはもちろん快速急行や10両の急行がかっ飛ばします。
快速急行と10両の急行は新松田~小田原をノンストップ8分程で走ります。

小田急富水駅改札口

小田急富水駅の運賃表と券売機

小田原方面1番ホーム

新宿方面2番ホーム
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