ふじみ号&[長17]長後駅西口~宮原南線廃止と[湘19]湘南台駅~綾瀬車庫線新設 - 2014.08.30 Sat
遠く離れて人口密度の低いエリアには神奈川中央交通(神奈中バス)綾瀬
営業所によりふじみ号と[長17]系統長後駅西口~宮原南が運行されて
ますが、利用者減により8月31日をもってどちらも運行を取りやめ、新たに、
[湘19]系統湘南台駅西口~慶応大学~獺郷・宮原・用田~綾瀬車庫
という経路のバスが新設されます。
この説明会が8月20日夜に、
藤沢市の御所見市民センターでその説明会があったので行ってきました。
JR相模線で海老名駅まで行って、海老名駅東口から
神奈中バス長後駅西口行に乗って御所見市民センター前で降りて歩きました。
用田辻の手前で若干渋滞に巻き込まれたものの40分程で着きました。
運賃は現金・IC共に350円。
寒川駅から小谷バス停まで神奈中バス、小谷バス停から15分程歩いて
寒川町を越えた藤沢市の宮原南バス停に行き、
そこから[長17]で御所見市民センター前バス停まで乗るというのも考えましたが、
バスの本数が少ない上、乗継接続が悪く、海老名駅経由よりも時間が掛かるので、
海老名駅経由にしました。かつて運行されていた[長19]茅ヶ崎駅~長後駅西口線が
今もあれば、そのバス1本ですんなり速く行けたのですが。
寒川町と藤沢市を跨ぐ路線バスは全滅してます。

海老名駅東口を出て海老名市役所付近を過ぎた辺りで夕暮れの車窓を撮影。


御所見市民センター前バス停から徒歩5分程で藤沢市の御所見市民センターに到着。
ひとつ手前の用田バス停のほうが近かったかも。

配布された資料。


(上の画像)表面・廃止路線図と新規路線図&運賃表。
(下の画像)裏面・新設路線バスの主要停留所の時刻表。
ふじみ号が1時間1~2本、[長17]が1時間1本ありましたが、
9月以降は[湘19]が1時間に1本のみとなります。
宮原・獺郷・打戻地区でアンケートを行ったら、湘南台駅へ行って欲しいという
要望が強いので、長後駅ではなく湘南台駅にしたそうです。
湘南台駅は小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーラインが
集まり、小田急の快速急行や相鉄の特急も停まるターミナルですから。
ブルーラインも将来急行運転を開始するそうです。
湘南台駅の求心力が強まり、長後駅離れが進むでしょう。
藤沢市発行のこのビラ、私の住む神奈川県高座郡寒川町の寒川総合図書館にも
「寒川町民の皆さま」というタイトルでこのビラがあったので、
寒川町からの利用者も想定している様です。
寒川町民向けに配布するなら、寒川町に一番近いであろう獺郷(おそごう)バス停の
時刻表も入れて頂けたらありがたかったと思います。

(左)宮原南バス停付近に10台分の駐輪場を設置するとのこと。
9月1日の新規路線バス開業には間に合いそうにないけど9月中に完成とのこと。
自転車で来てバスに乗り継いでもらおうという意図で設置する様です。
駐輪場以外の場所に停めたら、放置自転車として撤去するそうです。
(右)9月24日から乗降方法が変更になります。
現在綾瀬営業所と藤沢営業所のバスは、始発の停留所以外では
前ドアから乗って前ドアから降りますが(始発は中ドアから乗車)、
中ドアから乗って前ドアから降りることになりました
(現在は始発の停留所から乗る時は整理券の抜き取りやICタッチが不要ですが、
今後は始発の停留所から乗る時も整理券やICのタッチが必要になります)。
寒川町・茅ヶ崎市・平塚市を走る神奈中の路線バス
(茅ヶ崎・平塚・厚木・伊勢原・秦野営業所管轄)では
既に中乗り前降りが実施されてますが(コミュニティバスを除く)、
藤沢市内では一部、茅ヶ崎駅を起点に藤沢市内に入る茅ヶ崎営業所の路線で、
実施されてる程度でした。藤沢市の神奈中の大部分は藤沢・綾瀬営業所が
占めるので、藤沢市内の神奈中のほとんどで実施されることになります
(ただし大和営業所や主に小田急江ノ島線の東側をエリアとする
戸塚営業所管轄の路線バスではまだ実施しません)。


ふじみ号に使用されている小型路線バス車両、三菱ふそう製エアロミディMEです。
神奈川中央交通(神奈中バス)綾瀬営業所担当です。画像の車両は、せ206。
ふじみ号廃止後はこの車両どうするんでしょう?
ちなみに寒川町コミュニティバス「もくせい」号も同じ形式の車両が使われています。
ふじみ号は支線バス(フィーダーバス)としての役割を担ってます。
湘南台駅~慶応大学は慶応大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の学生を中心に
利用者が多いので、この区間では一般の大型バスや連接バス(ツインライナー)を
基幹バスとして運転し、人口密度が低く利用者もガクンと減る宮原・獺郷・打戻
地区では、慶応大学バスターミナルから小型バスを走らせ、
通常のバス車両が入れない狭い道路も通ることにして、利便性を高めていました。
湘南台駅・辻堂駅方面~宮原・獺郷・打戻地区は
慶応大学バスターミナルで一旦乗り継ぎをすることになり、
ふじみ号は本来180円(IC175円)のところ、乗継割引運賃100円で乗れますが、
ふじみ号廃止に伴い、9月からは乗継割引も廃止になります。
9月から、辻堂駅と宮原・獺郷・打戻地区を乗り継ぐ場合や、
湘南台駅~慶応大学はツインライナー、慶応大学から[湘19]に乗る場合など、
それぞれバスの運賃が必要となります。
辻堂駅方面との往来では運賃が高くなりますが
(本数は少ないものの辻堂駅~綾瀬車庫便という直通便が周辺を通ってます)、
湘南台駅方面は[湘19]が直通するので乗継よりも安くなります。
ふじみ号は慶応大学バスターミナルを起点に宮原・獺郷・打戻地区を通る循環バスで、
朝のみの[ふ01]左小回り・午後に運行する[ふ02]左大回り・
午前に運行する[ふ03]右大回りの3系統を運行してますが、
そのうちの[ふ02]と[ふ03]の前面展望を撮影しました。

[長17]長後駅西口~宮原南線は通常の大型バス車両が使われています。
もともとあった[長19]長後駅西口(倉見・矢畑経由)茅ヶ崎駅線の
宮原南~茅ヶ崎駅を廃止して、残った路線です。[長19]の痕跡みたいなもの。
宮原南から長後駅西口までの前面展望を撮影しました。
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